次の作品は? 『ハリー・ポッター』シリーズから飛び立つ若手キャストの面々

公開直後から記録的ヒットを飛ばしている『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』。その出演者たちの今後のスケジュールが、徐々に明らかになってきている。


主要キャストだったエマ・ワトソンダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントたちは今後、どんな映画に出るのだろうか。

『ロード・オブ・ザ・リング』や初期の『スター・ウォーズ』など、大ヒットしたシリーズの出演者が、その直後の映画出演で苦戦することがある。彼らはどうやら、定着してしまったイメージを覆すのにひと苦労するようだ。

さて、それでは『ハリー・ポッター』シリーズの俳優たちはどうかというと、ダニエル・ラドクリフは、『The Woman in Black』というスリラー映画に出演することがわかっている。『ハリー・ポッター』の合間にブロードウェーのミュージカルで実力をつけたダニエルは、いつの日か映画を監督したいと語っていた。

そして、ハリーの親友ロンを演じたルパート・グリントは、アイスクリーム・ワゴンを乗り回しているため、将来はアイスクリーム屋さんになるのではないか、とウワサになっていた(笑)。だが、『ハリー・ポッター』以降にひかえている作品は、シリアスな映画が続きそうだ。『Comrade』という映画で、ルパートは、再び戦いの舞台に戻ってくるという。しかし、今回は魔法を使った戦争ではなく、敵はナチス軍であるようだ。その次の作品『Eddie the Eagle』では、イギリスで最初にスキー・ジャンプのオリンピック選手になった選手を演じることもわかっている。魔法のない戦いに挑むルパートに、注目しよう。

ハーマイオニーこと、エマ・ワトソンの次回作は『The Perks of Being a Wallflower』という映画。すでにエマと共演者ジョニー・シモンズとの熱愛のウワサが飛び交うなど、公開前から話題を集めている。そして映画以外には、在籍しているブラウン大学ではなく、オックスフォード大学に一年留学することも明らかに。高級化粧品ブランド、ランコムのイメージ・キャラクターを務めながらも、環境に優しいファッション・ブランドを運営しているエマ。ぜひともこのまま、明るい話題を振りまいてほしい。

ところで主役の3人以外では、ハリーのライバルを演じたトム・フェルトンが、もしかしたら一番の出世株になるかもしれない。今年10月7日に日本でも公開される『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』に出演し、インディー映画『From The Rough』では主演を務めるトム。さらに、『トワイライト』シリーズのアシュリー・グリーンと『ゴシップガール』のセバスチャン・スタンと共演する『The Apparition』、そして戦争映画の常連であるトム・サイズモアと英国の戦争映画『Grace and Danger』にも出演するという。映画業界ではまるで、トム・フェルトンの奪い合いでもしているかのような人気なのだ。

比べても仕方がないのだが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドは、パッとした役と出会うのに苦労を続け、低空飛行を続けている。イライジャの場合、むしろ子役時代のほうがアワードにノミネートされているという皮肉な現状がある。そんな彼に再び脚光があたりそうなのが、『The Hobbit: An Unexpected Journey』で演じるフロド・バギンズであることも、『ハリー』シリーズの俳優たちの未来を考えると、素直には喜べない。

ダニエルやエマ、そしてルパートとトムは、シリーズものの映画の宿命でもある「定着したキャラクターからの脱皮」をうまくできるだろうか? 続々と公開されていくであろう映画を楽しみにしていよう。

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